ブログ

アンティークなチューリップのイラスト

今週できたてホヤホヤのオリジナルイラストということで、制作中のボードゲーム「チューリップ・バブル」のために描いたイラストを掲載します。

ボードゲーム「チューリップバブル」のイラストとデザイン
クリックで大きくなります。

どうにか無事に印刷入稿が完了し、デザインとイラスト作成の大半が落ち着いたばかり。このゲームは1637年にオランダで起きたチューリップバブルをテーマにしているので、アンティークな植物画のようなタッチがいいよね、ということになり研究しながら描きました。ふだんの自分の絵柄とはかなりちがうのですが、ボタニカルアートとか植物画はかなり好きなのでこの機会に勉強してみようと思ったのです。

Semper Augustus Tulip 17th century.jpg
Semper Augustus Tulip 17th century” by
Unknown
Norton Simon Museum. Licensed under Public Domain via Wikimedia Commons.

(右図はWikimedia Commonsより)アンティークな植物画の特徴は、輪郭線がほんのりあることと、年月を経て葉の緑色がかなり色あせていること。枯れた葉っぱもしくはグレーに近いような色です。

ということで輪郭線が目立たないように、線画を大きく描いてぐんと縮小することにしました。A4の紙に3本のチューリップを描くと高さがだいたい180mmくらいになります。その大きさでスキャンしPhotoshopで着彩して、カードに載せるときは74mmまで縮小しました。

余談ですが右図の花は「ブロークン・チューリップ」といって、ウイルスに侵されたことで縦縞模様になってしまったもの。現代ではひとつの品種には認められていませんが、オランダのチューリップ・バブルの時代ではウイルスによる病気とは知られていなくて、非常に珍しい品種として高値がついたそうです。球根1つと、豪邸やビール工場が交換されたというから驚きですね…。

Jpeg
こちらがA4サイズの線画。線で陰影もつけています。ペンはぺんてるのSlicci 0.25。細い線がかすれずに描けてお気に入りです。

ボードゲーム「チューリップバブル」のイラスト
ゲームの都合で、一つの品種でも赤・黄・白のバリエーションが必要なので、並べるとこんな感じ。花の部分は単純な色変更じゃなくて、線画の濃さや影の色・花の色などすべて個別に調整してあります。

なお、黄色や白のブロークンチューリップは、実際には赤い縦縞が入っているようなのですが、ゲームの都合上、赤・黄・白をはっきりと判別できる必要があるので、実際の花とはちがう見た目にしています。

チューリップバブル ボードゲームの箱デザインゲームの箱はこんなデザインに。お花とアンティークな飾り文字を組み合わせてコラージュ風にまとめてみました。あまりゲームの箱っぽいデザインではないらしく、制作メンバーの男性陣からは「美味しそう」「お菓子が入ってそう」という感想をいただきました(笑)。

2014年の7月ごろから制作に携わっているので、たぶんこれまでで最も時間のかかったオリジナル作品ではないかと思います。とても一人ではできないプロジェクトです。メンバーのみんながそれぞれ本業の合間で真剣に取り組んでいるので私も刺激されました。ぜひともいい形でリリースしたいなと思います。


「チューリップ・バブル」は3月1日のゲームマーケット2015大阪にておひろめの予定です。

ボードゲーム制作サークルのサイトはこちら。
ぐうのね ~Sounds Good~
http://gu-none.daa.jp/


ゲームづくりのために作ったこのアンティーク調のタッチ、これからも描いていきたいなぁと思ってたりするんですが、いかんせん自分のもともとの絵柄とかなりちがうので、同列にサイトに載せていいものか悩んでいたりします。

この記事をシェアする